JABEE認定プログラムの対象は2024年度入学生(2027年度末卒業生)までです
電気電子システムコース(昼間コース)の教育プログラムはJABEE認定されています。卒業時には卒業証書とともに「日本技術者教育認定機構認定プログラム」の修了証書が授与されます。
JABEEとは,Japan Accreditation Board for Engineering Education(日本技術者教育認定機構)の略称です。
JABEEは大学などの高等教育機関で実施している技術者教育プログラムが国際社会で必要とされる知識や能力の水準を満たしているかを審査,認定する外部機関です。その認定基準は技術者教育認定の世界的枠組みであるワシントン協定に準拠しています。詳細はJABEEホームページをご覧ください。
本コースの前身である工学部電気電子工学科では,学科の教育システムがJABEEに認定されるレベルのものであることを確認するために,平成13年度に他大学に先駆けてJABEE認定の試行審査を受けました。その後,より良い教育システム構築を目指して平成16年度からカリキュラムを改定し,JABEE認定の本審査を受けて電気電子工学科昼間コースの教育プログラムがJABEE認定技術者教育プログラムとして平成17年5月に認定されました。その後も,平成22年5月,平成25年5月,平成28年3月に継続認定されています。
本コースでは,より良い教育システムの構築に向けて教職員一同に力を合わせて取り組んでいます。学生諸君にはこの国際的に認められた教育システムにより実力をつけ,世界で活躍してくれることを期待しています。なお,教育システムの改善に向けての学生諸君からの意見・要望は,積極的にコース長まで申し出てください。
本コースが育成しようとする技術者像
本コースでは,「豊かな教養を持ち,高い倫理観と強い責任感を有し,地域社会・国際社会で活躍できる課題解決型技術者(研究開発型技術者)」の育成を目指しています。さらにこれらの科学技術者としての基礎教育を受けた学生が,大学院一貫教育を通じて電気電子工学に関する専門分野の応用技術を修得することにより課題探求型技術者の育成につなげられることをコース全体の基本教育方針としています。
JABEE認定プログラム対象コース
JABEE修了証は,下記の対象年度およびコースを卒業時に発行されます。本コースの学習・教育目標およびJABEE等に関しては理工学部の履修の手引きをご覧ください。
卒業年度 | 対象コース(教育プログラム名) |
H16-H20年度卒業生 | 昼間標準履修コース (電気電子工学科昼間標準コース) (電気・電子・情報通信およびその関連の工学分野) |
H21-H23年度卒業生 | 昼間コース (電気電子工学科日本技術者教育認定機構認定プログラム ) (電気・電子・情報通信およびその関連の工学分野) |
H24-H26年度卒業生 | 昼間コース (電気電子工学科日本技術者教育認定機構認定プログラム) (電気・電子・情報通信およびその関連の工学分野) |
H27-H32年度卒業生 (工学部) |
昼間コース (電気電子工学科日本技術者教育認定機構認定プログラム) (電気・電子及び関連の工学分野) |
R1-R3年度卒業生 (理工学部) |
昼間コース (電気電子システムコース昼間コース) (電気・電子及び関連の工学分野) |
R4-R6年度卒業生 (理工学部) |
昼間コース (電気電子システムコース昼間コース) (電気・電子及び関連の工学分野) |
JABEE認定プログラムの対象は2024年度入学生(2027年度末卒業生)まで
JABEE認定プログラムを修了するには
本コースが設計したカリキュラムの履修を通して所定の科目の単位を修得し,本コースが定める学習・教育目標を達成することに加え,自身の単位修得状況をもとに学習・教育目標の達成度を継続的に点検することが必要となります。具体的には,卒業要件を満足するよう必修科目と選択必修科目の単位を修得することで,JABEE認定プログラム修了に必要な学習・教育目標を達成することができ,卒業の際にJABEEプログラム修了生になることができます。
JABEE認定プログラムを修了すると
国際水準を満たした教育プログラムを修了したことが認められ,国家資格である技術士の第一次試験が免除されます。
本コースの学習・教育目標
本コースの学習・教育目標は上述した「コースが育成しようとする技術者像」を実現すべく,後述する「JABEEが技術者に求める知識・能力観点」を具体化した形で設定されています。
(A) | 豊かな教養を持ち高い倫理観と強い責任感を有する技術者の育成
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(B) | 地域社会・国際社会で活躍できる技術者の育成
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(C) | 理工学基礎(数学,自然科学,情報技術)に関する知識と応用力を有する技術者の育成
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(D) | 専門基礎(数理法則,物理法則)に関する知識と応用力を有する技術者の育成
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(E) | 専門4分野(物性デバイス,電気エネルギー,電気電子システム,知能電子回路)の基礎知識と応用力を有する技術者の育成
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(F) | 専門的課題についての創成能力および自律能力を有する技術者の育成
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(G) | プロジェクト型研究遂行能力を有する技術者の育成
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JABEEが技術者に求める知識・能力観点
JABEEが技術者に求める知識・能力観点を以下に示します。
- .地球的視点から多面的に物事を考える能力とその素養
- 技術が社会や自然に及ぼす影響や効果、及び技術者の社会に対する貢献と責任に関する理解
- 数学、自然科学及び情報技術に関する知識とそれらを応用する能力
- 当該分野において必要とされる専門的知識とそれらを応用する能力
- 種々の科学、技術及び情報を活用して社会の要求を解決するためのデザイン能力
- 論理的な記述力、口頭発表力、討議等のコミュニケーション能力
- 自主的、継続的に学習する能力
- 与えられた制約の下で計画的に仕事を進め、まとめる能力
- チームで仕事をするための能力
学習・教育目標と知識・能力観点a.~i.との対応
本コースの学習・教育目標とJABEEが技術者に求める知識・能力観点との対応を下記に示します。二重丸(◎)が主体的に対応しており,一重丸(〇)は付随的に対応しています。
授業科目と学習・教育目標との対応について
授業科目と学習・教育目標との関連・対応については,基本的にはシラバスにより確認することができますが,教養教育科目や一部の専門教育科目ではシラバスに記載されていません。本コースに設置されている全ての授業科目と学習・教育目標との対応については,下記のファイルからご確認頂けます。
学習・教育目標の達成度点検について
学習・教育目標の達成度点検については,教務システムにおける成績照会等から単位修得状況や評価結果を確認する方法に加え,半期ごとにセルフチェックチャートを使った達成度点検を実施することになっています。前期と後期の開始時に掲示板等で案内しますが,セルフチェックチャートの様式は下記のリンクからもダウンロードできます。
セルフチェックチャート自体を提出する必要はございませんが,実施後には決められた方法(MS Formsなど,掲示板等で案内します)で実施結果を報告してください。