新教育プログラムについて

Updated on Nov. 1, 2013
 電気電子工学科では,平成25年度入学生より,新教育プログラムを開始しました。
 従来の教育プログラムを根本的に見直し,よい点は残しつつもこれからの社会に対応できるように新しい教育要素を導入して,新たに教育プログラムを構築しました。このプログラムにより,さまざま特質,幅広い特性の入学生それぞれを,一定水準以上の技術者,あるいは高水準の技術者に養成し,また研究者などになるためのサポートも実現します。
 大学生の就職率の低下が問題になっています。本学科では,90%を十分に超える就職率を維持してきましたが,さまざまな人が入学するようになって難しい状況にあることは事実です。しかし100%達成のための方法として本教育プログラムの導入を位置付けています。
 新プログラムによる教育の要点,特徴をまとめます。
  • さまざまな学力の入学生に対応します。
  • 一定水準以上の技術者を育成します。
  • 学力に応じて,高水準の技術者や研究者になれる教育を提供します。
  • 早期に将来の目標を設定することで,学修計画を立てることができ,また学習意欲が生まれます。
  • 再設定された電気電子工学基礎科目を残さず修得することで,幅広い視点から問題やプロジェクトにあたることができるようになります。
  • 各人の目標に合った専門分野の学修を推し進めることができます。
  • エンジニアリングを学習し,エンジニアリングデザイン能力が身につきます。その過程で,リテラシー,コミュニケーション力などが身につきます。
  • そして,重要な考える力を高めることができます。
  • 大学院進学予定者に応じる6年間一貫教育に準じたカリキュラムと効率的な教育システムを提供します。
 カリキュラムポリシーは徳島大学工学部ホームページに記載されています。ここでは,新プログラムと新プログラムのもと設計された新カリキュラムの主な変更点と特徴を示します。
 【1年次】には,大学での学習を上手にスタートできるように,導入教育(初年次教育)を充実展開させました。大学での学習にすんなり馴染める人はさらに効率的な学習を,大学での学習に不安を覚える人は大学での学習方法が確実に身に付きます。あなたの目標達成へのステップになります。また目標を持たずに入学した人も少なくないかもしれません。そのような人にも早期に目標を持つことができるように科目を配しています。早期に目標を設定できれば,学習へのモチベーションとなって,学習効果を高めます。
 【1-2年次】には専門基礎科目を学習します。従来のカリキュラムを改めて確認し,電気電子工学に必ず必要となる,あるいは今後の社会的なニーズが高まる科目を,電気電子工学全体をカバーする基礎科目として再定義し,それらを必修科目として設定しました。科学技術は専門化が進んでおり,電気電子工学の中でも専門化・分化が進んでいます。しかし,将来はある特化した分野の仕事をするにしても,真の応用力を身につけるために幅広い基礎知識を修得する必要があります。
 【2-4年次】には専門科目を学習します。選択科目とその講義内容を再検討して,複雑化する科学技術や変化する社会のニーズに対応できるように科目の統廃合,講義内容の変更を行いました。またこれまでの教育プログラムでも,電気電子全体をカバーする基礎知識を完成させるために選択必修科目,各人の目指す分野に学習を集中できるように選択科目を配してきましたが,同様の趣旨でその枠組みの見直しを行い,社会のニーズに応じ,かつ各人の電気電子工学が完成できるように調整しました。
 【1-4年次】を通してエンジニアリング教育を行います。電気電子工学におけるエンジニアリンングを検討して,そのためのエンジニアリンング教育を新たに定義しました。エンジニアリングとは,科目を履修して知識を集めるだけでは身に付くものではありません。そのために段階を追って学習できるカリキュラムを構築し,卒業時にエンジニアリング・エンジニアリングデザインが涵養できるように考えました。これによりエンジニアリングを修得する中で,不可欠なリテラシー能力,コミュニケーション能力なども身に付きます。特に考える力の育成に重きおかれています。またその中で実験科目,演習科目の内容の見直しを行っています。
 【4年次】には,大学院の進学予定者に対応したシステムを提供します。毎年,大学院前期課程進学者は卒業生の70%を大きく上回っています。大学院前期課程までの6年間の学修までを考慮したカリキュラムになっています。さらに大学院でのより専門的な学修や研究を効率よく進めるために,所定の条件を満たせば大学院の科目を履修できるようにしています。
 【その他】,カリキュラムの大幅な改訂を行いましたが,これまで通りの資格の取得が可能です。JABEE(夜間主コース除く),教員免許を始め,電気主任技術者などです。
 【その他】,これまで各学年に4教員をクラス担任(持ち上がり制)として,手厚く対応を行ってきました。新たに出席管理システムを導入することで,細やかな指導が可能になり,4年間の計画的な学修を実現します。
 以上に新プログラムの要点を示しましたが,プログラム・カリキュラムの詳細については,徳島大学工学部ホームページおよび本学科ホームページにて確認いただけます。ご興味のある方は,合わせてご覧いただきますようお願いいたします。
徳島大学工学部電気電子工学科